スキップフロア型のマンションは、エレベーターの停止有無によって査定価格を間違えると売れません。【エレベーターのないマンション】と同じだと買主は考えているからです。最初から厳しい表現で申し訳ありません。しかし、事実に基づいてお話したいからです。
詳しくお話しますので、最後までお付き合いください。そこで、このページでは、スキップフロア型マンションの売却方法について解説します。エレベーターが止まらないフロア(停止しない階)を所有している場合は、注意してください。
スキップフロア型のマンションの場合、エレベーターが設備であっても階段利用する階(フロア)ならエレベーターなし物件と同じ考え方になります。別の記事で解説していますので参考にしてください。
マンション相場をチェックすること
第一にエレベーターが停止しないフロアを所有している場合、まず相場を自分で調べてみることをおすすめします。相場を間違えるとマンションが売れない可能性もあります。
スキップフロア型マンションの場合、エレベーターの停止階と停止しない階では査定価格も違ってくるからです。実際に今売ったらいくらになるのか? あなた自身で確認しましょう。
停止しない階なら買取を活用すること
マンション買取とは、不動産会社が買主となってあなたのマンションを直接購入する方法です。スキップフロア型マンションにかかわらず、一般的なマンションでもマンション買取を活用する売主が増えました。
マンション買取のメリットは、短期間で現金化できることです。
しかしマンション買取を活用した場合のデメリットもあります。それは、手残り額が減ることです。相場の範囲よりも値下がりして買取されるために手残り額も想像以上に少なくなります。相場の約70%位です。
たとえば、築40年以上のエレベーターのない団地相場が800万円~1000万円位の場合、買取価格は560万円~700万円位になります。相場より値下がりしても現金化できるメリットをあなたが納得できれば、マンション買取も活用すべきです。
マンション買取をすすめる4つの理由
階段物件だと思われること
エレベーターを利用できないフロア(停止しない階)にある号室は、共用部分が少ないために専有部分も広かったり、バルコニーも2カ所あったりします。だから風通しもよいのです。また限られた住人が出入りするのでセキュリティー面でも安心材料があります。
しかし、それ以外は、【階段マンションと同じ】なので小さなお子様がいるファミリーやご高齢の夫婦には向きません。
バリアフリーではないこと
世の中の流れがバリアフリー化に流れているので、エレベーターを利用できないことが”最大の欠点”となります。たとえば、足腰の弱い高齢者や車椅子を利用する方、幼児をのせたベビーカーなどでは、玄関までたどりつくのに一苦労です。
やはり毎日の生活では苦であること
1回くらいならまだよいですが、マンションを購入すれば毎日の日常生活が待っています。最初から苦労する階段利用のマンションをあえて購入しようとしません。
引越しが割高になること
階段利用するフロアの号室で引越しは割高になるので、購入検討から外します。さらにエレベーターの利用にも限界があり、引越業者の作業も大変です。
その理由としては、家具や冷蔵庫などの破損の危険性・階段の狭さ・メンバーの増員・同じマンションの住人への配慮などです。引越業者も一苦労です。
まとめ
スキップフロア型マンションの場合、エレベーターの停止有無で価格評価が違ってくるだけでなく、買主の考え方も同様に違ってくるのです。まず自分で相場を調べてみることです。
特に停止しない階を所有しているのであれば、一般的なマンション売却だけでなく、マンション買取も活用してみてください。