マンション売却は募集開始から2週間以内が勝負です。ここでネット上の閲覧数や問い合わせ数など反響がなければ、売れ残る可能性があります。なぜなら、【買主が好まないマンション】になっているからです。安易に値下げと考えずに冷静に考える必要があります。
そこで、このページでは、マンション売却で反響がない理由とその改善策について解説します。
このページでは、マンション売却で反響がない理由について解説していますが、最終的に失敗する危険性もあります。別のページで失敗する理由について話ていますので、あわせて読んでください。
もくじ
マンション売却で反響がない状況を改善する方法
反響がないなら不動産ポータルサイトを確認すること
インターネット上の検索サイトであるGoogleやYahoo!から”物件名”を入力してみましょう。検索結果にヒットしなければインターネット上に物件掲載していません。反響がないのは当たり前です。レインズ(指定流通機構)であれば、宅建業者のみの閲覧サイトなので私に相談いただければ確認します。
反響がない時はインターネット上の閲覧数を確認することです。具体的にいうと、ネットを活用した募集方法が主になります。掲載サイトとしては、レインズ(指定流通機構)やスーモ、ライフルホームズにアットホームなどに物件情報をデータアップします。閲覧数は確認できます。
反響がないならインターネット掲載の写真枚数も確認する
マンション売却で反響がない理由は、インターネット掲載の写真が少ないからです。掲載枚数をできるだけ多く載せてもらいます。これだけでも反響数が確実にアップします。
反響がないなら内覧してみたいという写真をアップすること
写真を増やせばよいという問題でもありません。購入希望者がこのマンションを内覧してみたい! と思うような角度で幅広く、奥行き感のある撮影技術が必要です。不動産会社の担当者が外観や内観の写真を撮影するときに買主目線で撮ってもらうように協力依頼してください。中古マンションなので手を抜いている可能性もあります。
反響がないなら媒介契約を依頼した不動産会社のホームページをチェックすること
媒介契約を依頼した「不動産会社のホームページ」を確認してください。たとえば、中古マンションよりも新築マンションの写真の方が多いケースもあります。築年数によって募集方法に格差を感じたら危険です。買主目線で喜ばれる”物件豊富”を売りにしている不動産会社かもしれません。
反響がないなら写真の撮り直しを営業マンに相談してみること
営業マンを怒らせない程度に新築マンションの写真を参考に再度取り直して、インターネット上に再アップしてもらうよう相談してみてください。最悪は、あなたが撮影するのも一つの方法です。あくまでも、”購入者目線”でネット掲載を考えましょう。
反響がない時は営業活動報告書をチェックすること
反響がないなら営業活動報告書から読み解く
新着情報として物件掲載されるので閲覧件数が増えて、不動産協力業者からのお問い合せや購入希望者から内覧依頼などを受けるようになります。このような詳細情報を営業活動報告書※でまとめて売主に書面報告します。
反響がないとあっという間に3ヵ月、6ヵ月…過ぎると理解すること
募集開始から2週間以内に反響がない場合、何かがおかしい? 問題があると感じる必要があります。不動産会社の危険な言葉は「様子を見ましょう・・・」です。様子をみていたら、あっという間に3ヵ月、6ヵ月、9か月、12ヵ月と過ぎ去っていきます。
反響がない時は不動産会社の囲い込みに注意すること
マンション売却で反響がない理由は、囲い込みをしている可能性があります。囲い込みとは、媒介契約を結んだ不動産会社が他社に物件紹介せずに自社で買主を探す行為です。不動産会社の大きな収入源は仲介手数料です。仲介手数料を売主のあなただけでなく、購入希望者の買主からも同額を受領できれば2倍の収入増になります。
具体的にお話すると、マンションを1000万円で売却できた場合、仲介手数料は1000万円×3%+6万円=36万円(消費税別)になります。囲い込みをする不動産会社の特徴として、協力業者から物件の問い合わせがあっても申込が入ったといいます。または売買契約予定です、といかにも成約するかのような言い回しで紹介しようとしません。
ここで、囲い込みの疑いがある不動産会社の見極め方法があります。たとえば、協力業者の電話問い合せの反響があるのに内覧がない場合は、疑う必要があります。
反響がないなら専任媒介や専属専任媒介を理解する
専任媒介契約や専属専任媒介契約の場合、レインズ(指定流通機構)に掲載義務があるため、レインズにネット掲載すれば、新着情報として問い合わせが必ず増えます。物件登録から2週間以内に反響がわかります。囲い込みには注意してください。
反響がないなら囲い込みを確認すること
不動産会社の囲い込みの有無を確認できる方法が別にあります。それは、自社付けが多いのか? 業者付けが多いのか? 確認すればわかります。
たとえば、自社付けが多いということは、買主側に仲介する不動産会社が少ないということです。業者付けが多いときは、買主側に仲介する不動産会社が多いということです。よって、自社付けが多いケースは、囲い込みしている可能性が高いということです。確認しましょう。
反響がない時は不動産会社の変更を検討すること
反響がないなら不動産会社を理解すること
不動産会社を変更すれば反響が取れるようになります。なぜなら、売主のために募集活動をしていないケースもあるからです。もしかすると当て馬物件にされている可能性もあります。
反響がないなら当て馬物件の意味を理解すること
当て馬物件とは、あなたのマンションを比較物件にして「別のマンション」で成約させる営業テクニックです。売主のあなたには一生懸命、営業活動をしていると伝えますが、あなたのマンションを比較してマイナスのイメージを印象付けます。そして、次の勝負物件で不動産購入申込書を受領するのです。
不動産会社を信用し過ぎると危険です。
仮にマンション売却で反響がない場合、不動産会社を変える方法があります。それは、媒介契約の期間満了前に契約更新をしないようにします。媒介契約期間が3ヵ月であれば、更新月で満了となり、やめることができます。
反響がないなら媒介契約を更新しないこと
次の不動産会社と媒介契約を結ぶためには、前もって更新はしない理由を伝えましょう。たとえば、媒介契約を更新しない理由の一つとして、自分自身や家族、親戚が売らずに住みたいと説明したり、少し空き家にしますと話したりすれば問題ありません。中には、マンション売却をしばらくやめると素直にいうのもよいでしょう。
反響がないなら様子を見ないこと
マンション売却で反響がない理由は、不動産会社が様子を見過ぎているからです。最初の募集活動から2週間以内に反響を確認する必要があります。売却価格やネット掲載数、囲い込みや不動産会社の変更など様子をみても2週間以内です。なぜなら、やはりインターネットが主なので反響がわかりやすいのです。
あまりに反響がない営業活動は、実際に対応していないから動きがみえないのです。上記で解説した売却価格やネット掲載数、閲覧回数、囲い込みや不動産会社の変更で反響がわかります。様子をみるとしても、2週間以内には現状確認を行い、改善策を出し、再募集を行うようにしましょう。マンションが最終的に売れる仕組みを作らなければいけません。
まとめ
マンション売却で反響がない原因を解説しました。まず第一に売却活動を始めた2週間でネット上の閲覧数や問い合せ数や、内覧件数が少ない場合は危険です。また簡単に”値下げ”と考えずに自分で相場を調べてみることです。このページを通して参考にしてください。