空室対策の一つとしてセンサーライト設備の提案があります。募集反響も少ないのでセンサーライト設備付で募集するしかないか・・・と、大家さんなら考えてしまうかもしれません。
しかし、センサーライト設備付でOKを出すのは少し待ってください!
センサーライト設備付で募集して、うまく満室になっていれば、他の賃貸物件も投資しているはずです。ぜひ、このページを読んでからでも遅くはありません。参考にしてほしいですね。
もくじ
センサーライト設備付のメリットは?
防犯対策になること
センサーライト設備付にすると、防犯対策につながります。不審者は音や光を気にしますから。
夜になると物件周辺が暗くなるなら、センサーライト設備があると入居者は安心しますし、落ち着きます。新規入居者というよりも”既存入居者向けの対策”といったほうがよいですね。夜暗くなってからの内覧も少ないので。
センサーライト設備付のデメリットは?
空室対策にならないこと
センサーライト設備付しても空室対策になりません。ネット上の物件掲載で「センサーライト設備、新規取付済」と記載しても反響効果が難しいので。入居者目線になると、センサーライトが付いているので申込します!とはなりませんよね。
空き巣被害がバレること
センサーライト設備付にすれば、空き巣被害が発生したと告知しているのと同じになります。犯行は昼よりも夜のほうが多いでしょうから。物件周辺が暗闇状態なら、そうなりますよね。光や音に敏感な不審者を意識した「再犯防止の印象」が強く感じます。
補足までですが、過去に空き巣があれば、内覧時に入居者へ事実を説明する必要がありますよ。言い方は色々ありますが、入居後にその事実を知れば、事前告知がされていないとトラブルに発展しかねません。ご注意を。
光の向きでトラブルになること
センサーライト設備付にしたことでトラブルになることもあります。光の向きでクレームになるからです。これは、現代問題のあるあるです。大家さんの賃貸物件だけなら問題なくても、近隣周辺には他の建物があるから。
特にLEDライトだと白色で、まぶしい状態ですよ。クレームが来るのも当然です。設置当日の夜に現場チェックは絶対ですね。
センサーライト設備付で入居募集するなら…
防犯カメラを+アルファで設置すること
センサーライト設備付にするなら、+アルファを考えてください。たとえば、防犯カメラです。設置台数や品質によっても異なりますが、約30万円前後になりますが、あわせて設置してほしいですね。また過去に被害があった場合、空室対策上では、設置理由も事前説明が伴う場合もありますから。
大家さんにとっては、良いことをしたと思っても、入居者目線で考えると”逆効果”になる場合もありますよ。
まとめ
いかがでしょうか。うちの賃貸物件もセンサーライト設備付にしようかな・・・と考えても、思っている以上に大変なことだと、改めて理解できたと思います。センサーライト設備付にするメリットもありますが、現実として、メリット以上にデメリット部分も大家さんとして考えなくていけません。
空室対策の一つとして、センサーライト設備を検討しようかな?と考える前にもっと重要なことがあります。何だと思いますか?ぜひ考えてみてください。