空室対策の一つとしてホームステージングの提案があります。ホームステージングとは、こんな住まいになるかと演出できる様に家具や照明、カーテンなどを付ける方法です。募集反響も少ないのでホームステージングで募集するしかないか・・・と、大家さんなら考えてしまうかもしれません。
しかし、ホームステージングでOKを出すのは少し待ってください!
ホームステージングにして、うまく満室になっていれば、他の賃貸物件も投資しているはずです。ぜひ、このページを読んでからでも遅くはありません。参考にしてほしいですね。
もくじ
ホームステージングのメリットは?
内覧から成約する確率が上がること
ホームステージングにすれば、入居希望者が内覧まで進めれば、成約する確率が上がります。「実際に入居すれば、こんな住まいになるんだな~」と。部屋の中を見ても、何もないので冷たい感じになりますよね。そこで、入居イメージを演出できれば、以前よりも何かアクションが増えるはずです。
少しでも前に進みたいなら、試してみる価値はありますよ!
ホームステージングのデメリットは?
大家さん負担になること
ホームステージングするなら、大家さんの負担になります。厳しいですが、不動産管理会社や仲介業者では負担しません。仲介パートナーは提案のみだから。もしも、ホームステージングをするなら、1件10万前後にはなるでしょうね。結構、かかりますよ。
補足までですが、安く収めてしまうと、逆効果になりますから。
「何となく、貧乏くさいな。住みたくないよ・・・」
ネット反響や内覧には意味がないこと
ホームステージングをしてもネット反響や内覧につながらないこと。結構厳しいですよ。今ではネット反響が取れないと物件案内になりません。これは理解できると思いますが、イメージ写真をデータアップしても、スマホやパソコンの画面では、あまり伝わらないから。
実際に物件案内されて現地で体感できるのが、ホームステージングの良いところです。間違えないように。
不動産ポータルサイトのアットホームやスーモ、ホームズの物件検索で、大家さんの賃貸物件がどのくらい閲覧されているのか?そして、内覧希望や実際の現地確認など数値でチェックしなければ、ホームステージングする意味がありません。残念ですが。
保管場所を確保すること
ホームステージングをしても、物件が決まれば、別の保管場所に移動するようになります。大家さんだけで移動するのは、キツイですよ。私の過去の経験で、下階の別号室に家電や家具を移動しましたが、重いのナンのって。何回も繰り返したら腰やります。(キズつけられないので)
極論、新入居者にプレゼントした方が楽でしょうね。
ホームステージングで入居募集するなら…
ホームステージングする目的を理解すること
ホームステージングをするなら、内覧後の成約材料として、プラスの一手を考えているならオススメします。
ホームステージングをする目的をキチンと理解することです。実店舗と同じ感じです。ネットショッピングも良いですが。実際に自分の目で見て。手で触れて体感するから満足できるのです。しかし、空室対策でネット反響や電話問い合せが少ないなら、お金がまったく活きませんよ。
高いお金を使ったから、空室対策になると思わないことです。自己満足で終わりますから。
まとめ
いかがでしょうか。うちの賃貸物件もホームステージングを導入にしようかな・・・と考えても、思っている以上に大変だと改めて理解できたと思います。ホームステージングにするメリットもありますが、現実として、メリット以上にデメリット部分も大家さんとして考えなくていけません。
空室対策の一つとして、ホームステージングを検討しようかな?と考える前にもっと重要なことがあります。何だと思いますか?ぜひ考えてみてください。