空室対策の一つとして、ゴミ出し24時間OKにしてほしい提案があります。募集反響も少ないので、ゴミ出し24時間にして再募集するしかないか・・・と、大家さんなら考えてしまうかもしれません。
しかし、ゴミ出し24時間でOKを出すのは少し待ってください!
ゴミ出し24時間に変更して、うまく満室になっていれば、他の賃貸物件も同じ様にしているはずです。ぜひ、このページを読んでからでも遅くはありません。参考にしてほしいですね。
もくじ
ゴミ出し24時間OKにするメリットは?
入居者は少し喜ぶこと
ゴミ出し24時間OKにすると、入居者は少し喜びますよ。
少しです。
なぜなら、決められた指定日を守らなくて良いから。また、いつでも捨てられるから。「そんな物件あるんだ!」当たり前になっている世の中のルールを大家さんがサポートしてくれるので、少しだけ満足するでしょうね。
ゴミ出し24時間OKにするデメリットは?
コストアップすること
ゴミ出し24時間OKにすれば、コストアップになります。大家さんの負担が重くなるということです。地域にもよるでしょうが、月コストで数万円になるでしょうね。だからと言って、入居者に負担できないので、難しい問題ですよ。
衛生管理が大変なこと
ゴミ出し24時間OKにすれば、衛生管理の維持が大変になります。それは、24時間いつでもOKだから。
冬場ならまだしも、梅雨の時期から夏の時期にかけて、悪臭や腐敗から害虫、ネズミに野良猫、カラスなどすごい状況が想像できますね。住んでいる入居者にもよりますが、衛生管理をするためにさらにコストアップも考える必要もあります。
部外者が捨てる可能性が高いこと
ゴミ出し24時間OKにすれば、部外者が都合よく捨てる可能性があります。仮に敷地内にゴミ捨て場があっても、通りかかりの人がポイっと捨てるバカ者いますよね。深夜を狙って、捨てに来る人が増えそうで・・・
想像できませんか?
成約につながるか?わからないこと
ゴミ出し24時間OKにしても、空室対策として成約につながるか?わかりません。なぜなら、ゴミ出し24時間OKの賃貸だから申込する訳ではないから。
「自分で対応できるのにナゼなの?」
逆に、ゴミ出しで何かトラブルが起こったから24時間可にしたかも?と、大家さんの物件を避けるかも知れません。
ゴミ出し24時間OKにして入居募集するなら…
入居者ニーズや不動産収入が減っても納得すること
ゴミ出し24時間OKにするなら、入居者ニーズや不動産収入が減っても、納得できる大家さんならよろしいかも。
空室対策になるかもと、考えてもプラスになり難い対策だと、私は考えますね。無駄に費用をかけるよりも、もっと大事なことがありますから。
まとめ
いかがでしょうか。うちの賃貸物件もゴミ出し24時間OKにしようかな・・・と考えても、思っている以上に大変だと改めて理解できたと思います。ゴミ出し24時間OKにするメリットも少しありますが、現実として、メリット以上にデメリット部分も大家さんとして考えなくていけません。
空室対策の一つとして、ゴミ出し24時間OKで検討しようかな?と考える前にもっと重要なことがあります。何だと思いますか?ぜひ考えてみてください。